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薬剤師の数は年々増加していますが、地方偏在が問題となっており、薬剤師が不足している地域もあります。
厚生労働省より、都道府県別の人口10万人に対する薬剤師数のデータが公表されていますが、令和2年度のデータをみると徳島県が238.6人と最も多く、東京都、兵庫県と続いています。
全国平均は198.6人となっており、この全国平均を超えている都道府県は11しかありません。
残りの36都道府県は平均以下の薬剤師数しかおらず、その中でも最も少ないのは沖縄県の148.3人と、平均を大きく下回る結果となっています。
このように、地方偏在によって薬剤師が不足している地域もあります。
年々、薬剤師数が増加していることに加え、調剤業務のAIによる機械化・自動化が進んでいくことによって長期的にみると薬剤師の供給は需要を上回る見込みと言われています。
柔軟な対応が求められる対人業務についてはすぐに取って代わられる可能性は低いですが、ピッキングや一包化、受付業務、在庫管理などいわゆる対物業務はすでに機械化・自動化が進んでいます。
この流れは今後加速していくと考えられるので、薬剤師の需要は今までより少なくなってしまう可能性があります。
東京都、兵庫県、大阪府、神奈川県など都市部に比べるとまだまだ地方で働く薬剤師が少ない現状が続いています。
そんな状況を改善するためにも、薬剤師が地方で働くとどんなメリットがあるのでしょう。
✅待遇が良い
✅患者さんとの関係を築ける
✅地方ならではの暮らしができる
薬剤師が地方で働くデメリット
✅生活が不便なことも
✅キャリアアップがしにくい場合も
薬剤師は心強い資格ではありますが、今後は飽和状態になってしまう可能性があります。
しかし、自己研鑽をおこなって自身の能力・スキルを高めたり、地域医療など社会からの需要に応えたりできる薬剤師には明るい将来が待っているでしょう。
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